お灸の効果をご存知ですか?
お灸は、明治時代初期まで、漢方薬とともに民間療法の中心として広く愛用されていました。
西洋医学の発展により、お灸は衰退していましたが、近年再び、お灸の効果が注目されてきています。
今回は、そんなお灸の素晴らしい効果を紹介していきます。
お灸の効果
1 自律神経を整える
自律神経とは、人間の生命活動をコントロールしてくれる神経です。
自律神経には、体を活発に興奮させる 交感神経 と 体を休めて回復させる 副交感神経 があります。
現代人は、スマートフォンの普及や仕事のストレスなどにより、交感神経が優位な状態(いわゆる戦闘モード)が続きやすいです。
夜遅くまでスマートフォンを見ていたり、仕事用の携帯電話を肌身離さずに持っていたりする人は、脳が常に戦闘モード状態。睡眠時間をしっかりとっても、なんだか休んだ感じがしません。
これが 自律神経失調症 。
倦怠感や不眠、集中力の低下、頭痛、冷え性など様々な体の不調が出てきます。
お灸には、体の過度な緊張をほぐす、リラックス効果が得られます。
副交感神経を優位にすることで、自律神経の乱れを整えることもできます。
2 免疫力向上
血液の中には、ウイルスなどの外敵から身を守る 白血球 という成分があります。
とある研究結果では、お灸を受けた後、約1〜2時間で白血球の数が約2倍になったという報告もあります。
また、先ほど説明した自律神経が整うことも免疫力向上と深く関わっています。
お灸は風邪の予防としても古くから愛用されていた健康グッズです!
3 鎮痛作用
お灸の主成分はシネオール(cineol)。
シネオールは揮発性の精油成分でお灸の独特の香りの正体です。
このシオネールには鎮痛作用があります。
皮膚から内部へ浸透することや香りを嗅ぐことで痛みを和らげる効果があります。
4 血流改善
お灸によって温められた血管は拡張して血液の流れを良くしてくれます。
血液には、体を温めたり、各臓器へ栄養を運んだりする役割をもち、体を元気に回復することができます。
痛みがなくても疲れた時にお灸をすることもおすすめです。
まとめ
お灸の効果には
1 自律神経を整える
2 免疫力向上
3 鎮痛作用
4 血流改善
が挙げられます。
お灸はご自身でも簡単に始められる民間療法です。
習慣にすると、とても体調が整いますよ〜
ぜひチャレンジしてみてください!
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