陰陽論とは、この世の全ての物事は「陰」と「陽」に分けられるという考え方です。
【 陰陽の例 】
- 陰が 陰 であれば、光は 陽
- 月が 陰 であれば、太陽は 陽
- 夜が 陰 であれば、朝は 陽
- 下がることが 陰 であれば、上がることは 陽
- 悲しいことが 陰 であれば、嬉しいことは 陽 など
ここで注意しておきたいことは、「陰が悪くて、陽が良い」というわけではありません。
陰と陽は共に存在し、どちらかに傾くことなく、常にバランスの取れている状態が理想です。
陰陽のバランスが崩れることで、不調をきたすと考えられています。
さらに、この概念には面白いルールがいくつかあり、今回はその中で2つだけ覚えておいてください。
ひとつは、陰陽のそれぞれの中にもまた陰と陽が存在すること。
例えば、月は太陽と比べると陰に分類されますが、月の中でも欠けている三日月は陰、満たされている満月は陽と分類されます。
このように陰は必ずしも陰としてだけ存在するのではなく、陰の中にも陽が存在します。
もうひとつは、陰と陽は互いに変化し合うということ。
例えば、夜(陰)は太陽が昇れば、朝(陽)となります。そして、太陽が沈めば、また夜(陰)となり、一日の中でも陰と陽は変化していることがわかります。
陰陽論のルールを踏まえた上で、私と一緒にHSPが抱えやすい悩み(陰)を陽へ置き換えてみましょう。
このように捉え方を変えるだけで、ネガティブなこと(陰)の中にポジティブな一面(陽)を発見できたり、ネガティブなことからポジティブなことへ変換できたりします。
物事を深く考え、ネガティブに捉えやすいHSPですが、持ち前の思考力を活かして自身のポジティブを見つけ出し、自分の特徴をもっと活かしていきましょう。
陰陽論を理解することは、HSPの思考の整理やメンタルケア、生きづらさの解消にも繋がります。
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